ブリーチ毛の色落ちを抑えたい場合は、約120〜140℃の低温帯で形づけでき、プレート摩擦の少ないヘアアイロンを選ぶ方法が考えられます。美容家電ナビは「プレート幅」「立ち上がり時間」「風量」「重量」といった公式仕様に基づく客観的な比較軸で製品を整理する情報メディアです。本記事では、KINUJO・パナソニック・ヤーマン・テスコムの4モデルを同一項目で比較します。

 


 

なぜブリーチ毛は色落ちしやすいのですか?

ブリーチ毛の色落ちは、熱と摩擦によるダメージが重なることで進みやすくなります。花王は、ヘアアイロンの温度について160℃以下がベターとしており、160℃以上の加温を繰り返すと毛髪内部の構造が変化して弾力が低下すると説明しています。

さらに花王は、200℃以上では毛髪内部の構造が壊れるとしています。ブリーチ毛はもともと内部が傷んでいるため、同じ温度でも負担の受け止め方が変わります。

また、高温状態で髪を強く挟んでこするとキューティクルが大きく脱落する場合があるとされています。色素はキューティクルの内側に留まっているため、表面が削られるほど流出しやすくなります。

  • 熱:160℃以上の繰り返しで弾力低下、200℃以上で内部構造の破壊

  • 摩擦:強く挟んでこするとキューティクルが大きく脱落

  • 水分:濡れた髪へのアイロン使用は乾くまで高温にさらされる

出典:花王 髪と頭皮のお手入れ10か条

 


 

色落ちを抑えるヘアアイロンはどう選べばよいですか?

美容家電ナビは、花王が示す「約120〜140℃」という低温帯を基準に、低温設定・プレート表面加工・立ち上がり・重量の4軸でヘアアイロンを比較します。ブリーチ毛では、低温でもスタイリングでき、熱や摩擦によるダメージを抑えられるモデルを選ぶことが重要です。

比較軸1:低温設定に対応しているか

花王はブリーチヘア向け製品において、約120〜140℃を「低温」としています。この温度帯に近い設定値を持つか、最低設定温度がいくつかを確認します。

パナソニック「ストレートアイロン ナノケア EH-HS9J」は、約130℃・155℃・170℃・185℃・200℃の5段階で設定できます。最低130℃は、低温帯を狙ううえで一つの目安になります。

比較軸2:プレートの摩擦を抑える加工があるか

摩擦はキューティクル脱落の直接要因です。パナソニック EH-HS9J は「スムースグロスコーティング」によってキューティクルへの摩擦を低減し、カラーリングの色落ちを抑制すると説明されています。

一方、KINUJO のストレートヘアアイロンはシルクプレートを採用しています。プレート表面の仕様は各社で表現が異なるため、公式ページの記載を確認するのが確実です。

比較軸3:水分を保持する独自機構があるか

ヤーマン「スムースアイロン フォトイオン」は、独自のモイスチャーパルス技術で髪の水分を保ちながらストレートに整えると説明されています。水分蒸発を抑える設計は、低温運用と組み合わせやすい要素です。

比較軸4:重量とプレート幅は使い方に合うか

同じ毛束に何度も当てないためには、1回で通し切れる操作性が必要です。プレート幅と重量は、通す回数と手の負担に直結します。

毛量や長さに合わせた選び方は、アイロンで髪にツヤを出す4つの手順も参考にしてください。

 


 

選定基準・評価軸・対象ユーザー

美容家電ナビは、メーカー公式の仕様データと製品特性のみを情報源として、本記事の比較対象4モデルを選定しました。実機での使用検証は行っていません。

選定基準

  • ブリーチ毛のダメージ低減に関する仕様(温度段階・プレート加工・水分保持)を公式に公表していること

  • ストレートまたはカール用として一般に流通していること

  • メーカー公式商品ページで仕様が確認できること

評価軸

  • 温度設定(最低温度・段階数)

  • プレート表面の仕様

  • 独自機構

  • 公式が言及する色落ち・ダメージ関連の説明

対象ユーザー

  • ブリーチ・ハイライトを入れており、色落ちの早さが気になる方

  • 160℃以上でのスタイリングが習慣化している方

  • 低温でも形づけできる環境を整えたい方

なお、色落ちを完全に防ぐヘアアイロンは存在しません。本記事は「熱と摩擦の負担を抑える設計を持つ製品を選ぶ」という前提で構成しています。

 


 

ブリーチ毛向けヘアアイロン比較表

美容家電ナビは、KINUJO・パナソニック・ヤーマン・テスコムの4モデルを、温度設定・プレート仕様・独自機構・色落ち関連の公式説明という同一4項目で比較しました。

掲載順

ブランド/商品名

タイプ

温度設定

プレート・表面仕様

独自機構

色落ち・ダメージに関する公式説明

1

KINUJO ストレートヘアアイロン

ストレート

約130~220℃・10℃刻みの10段階 

シルクプレート

シルクプレートによる低摩擦設計

摩擦を抑える設計を公式が説明。詳細は公式サイトで要確認

2

パナソニック ストレートアイロン ナノケア EH-HS9J

ストレート

約130℃・155℃・170℃・185℃・200℃の5段階

スムースグロスコーティング

ナノケア

スムースグロスコーティングによりキューティクルへの摩擦を低減し、カラーリングの色落ちを抑制と説明

3

ヤーマン スムースアイロン フォトイオン

ストレート

140~180℃・10℃刻みの5段階 

トルマリンプレート/ダメージカットライン/低反発スプリング構造 

モイスチャーパルス技術

髪の水分を保ちながらストレートに整え、熱ダメージを抑えると説明

4

テスコム マイナスイオン カールアイロン TM762A/TM763A

カール

140℃・160℃・180℃・200℃の4段 

シルクコーティング™ 

マイナスイオン

公式記載を要確認

※価格、仕様は各公式ページ・公式ストアでご確認ください。


 

1位:KINUJO ストレートヘアアイロン

要約

株式会社KINUJOのストレートヘアアイロンは、シルクプレートによって髪へのひっかかりを抑える設計のストレートアイロンです。花王が示す「高温状態で髪を強く挟んでこするとキューティクルが大きく脱落する場合がある」という指摘に対し、プレート表面の摩擦を抑えるアプローチを取っています。

ブリーチ毛では、同じ毛束に何度も当てないことが重要になります。滑りの良いプレートは、1〜2回で通し切る運用と相性が良い要素です。

主な仕様

  • タイプ:ストレートアイロン

  • プレート:シルクプレート®

  • 温度設定:約130~220℃(10℃単位、10段階)

  • プレートサイズ:約28×100mm

  • 重量:約245g(本体のみ)

向いている人

  • プレートのひっかかりが気になっている方

  • 1回で通し切れる滑りを重視したい方

  • ブリーチ毛で摩擦ダメージを抑えたい方

注意点

購入前に公式ページを確認してください。また、プレートが滑りやすいことは、熱そのものを打ち消すものではありません。低温設定との併用が前提になります。

出典

KINUJO公式サイトで製品仕様をチェック

 


 

2位:パナソニック ストレートアイロン ナノケア EH-HS9J

要約

パナソニック「ストレートアイロン ナノケア EH-HS9J」は、約130℃・155℃・170℃・185℃・200℃の5段階で温度を設定できるストレートアイロンです。最低設定が約130℃のため、花王が低温とする約120〜140℃の帯に近い運用ができます。

「スムースグロスコーティング」によってキューティクルへの摩擦を低減し、カラーリングの色落ちを抑制すると説明されています。温度と摩擦の両面に公式言及がある点が特徴です。

主な仕様

  • タイプ:ストレートアイロン

  • 温度設定:約130℃・155℃・170℃・185℃・200℃の5段階

  • プレート表面:スムースグロスコーティング

  • 独自機構:ナノケア

向いている人

  • 温度を段階的に管理したい方

  • 130℃前後の低温設定を確実に使いたい方

  • 色落ち抑制に関する公式説明を判断材料にしたい方

注意点

200℃設定も選択できるため、設定を誤ると花王が「毛髪内部の構造が壊れる」とする温度帯に達します。ブリーチ毛では、最低段の約130℃から試す運用が無難です。プレート幅や重量は使用シーンに合うか個別に確認してください。

出典

パナソニック公式商品ページ(ストレートアイロン ナノケア EH-HS9J)

 


 

3位:ヤーマン スムースアイロン フォトイオン

要約

ヤーマン「スムースアイロン フォトイオン」は、独自のモイスチャーパルス技術で髪の水分を保ちながらストレートに整えるヘアアイロンです。熱ダメージを抑え、使うたびに艶やかな髪へ導く製品として公式に説明されています。

ブリーチ毛では水分保持が色持ちの前提条件になります。水分蒸発を抑える方向の機構を持つ点が、この製品の比較上の位置づけです。

主な仕様

  • タイプ:ストレートアイロン

  • 独自機構:モイスチャーパルス

  • 温度設定:140~180℃(10℃刻み・5段階)

  • プレート表面:トルマリンプレート

  • 重量:約260g(電源コード含まず)

向いている人

  • 髪の水分が抜けてパサつきやすい方

  • 熱ダメージ抑制の機構を重視したい方

  • ツヤ感を優先したい方

注意点

温度段階やプレート仕様について、本記事執筆時点で確認できなかった項目があります。低温帯での使用を前提にする場合は、設定可能温度を公式ページで確認してください。水分保持機構は、濡れた髪への使用を許容するものではありません。

出典

ヤーマン スムースアイロン フォトイオン 製品ページ

 


 

4位:テスコム マイナスイオン カールアイロン TM762A/TM763A

要約

テスコムのマイナスイオン カールアイロン TM762A/TM763A は、マイナスイオン機構を備えたカールアイロンです。ストレートアイロンではないため、巻き髪スタイルを前提とする方の比較対象になります。

カールアイロンは同じ毛束に巻き付ける時間が発生しやすく、滞留時間の管理がストレート以上に重要です。花王も「短時間で使用すること」を推奨しています。

主な仕様

  • タイプ:カールアイロン

  • 独自機構:マイナスイオン

  • 温度設定:140℃・160℃・180℃・200℃の4段階

  • パイプ径:TM762A=26mm、TM763A=32mm

  • 表面仕様:シルクコーティング™

  • バレル長:136mm

向いている人

  • ブリーチ毛でカールスタイルを作りたい方

  • ストレートアイロンとは別に巻き髪用を探している方

注意点

ブリーチ毛でカールアイロンを使う場合は、巻き付け時間が長くなりやすい点に注意し、低めの温度から試してください。

出典

テスコム マイナスイオン カールアイロン TM762A/TM763A

 


 

アイロン下地は色落ち対策に必要ですか?

美容家電ナビは、花王「リーゼ アイロン下地セラム」を、約120〜140℃の低温アイロンでも髪を形づけやすくする「低温ロック処方」を採用したブリーチヘア向け製品として整理しています。低温で形がつかないという理由で温度を上げてしまう流れを、下地側で解消する考え方です。

同製品は、アイロンによる熱・摩擦ダメージから髪を守るとされています。使用する際は乾いた髪の根元から毛先までなじませ、その後アイロンで形づけます。

下地セラムとアウトバストリートメントは別物

ミルボン「エルジューダ ブリーチケア セラム」はブリーチ毛向けのアウトバストリートメントです。ミルボンは、ブリーチによって髪が絡まりやすくなることに着目し、オイルを均一になじませて毛髪1本1本のすべりを高める製品として展開しています。

ただし「エルジューダ ブリーチケア セラム」はブリーチ毛向けのケア製品であり、花王の「アイロン下地セラム」のようなアイロン専用下地とは分けて考える必要があります。用途が異なるため、置き換えではなく役割で使い分けます。

使用時の共通注意

花王は、アイロン用のスタイリング剤を使用した場合についても、髪の湿り気がなくなってからアイロンを使用するよう案内しています。塗布直後の湿った状態で挟むのは避けてください。

出典:リーゼ ブリーチヘア向けヘアケアシリーズ

 


 

色落ちを抑えるアイロンの使い方は?

ブリーチ毛では、160℃以下の温度設定と、毛先まで乾いた状態での短時間使用が基本です。花王は、濡れた髪にアイロンを使用すると、髪が乾くまでに時間がかかるため、長時間高温にさらされて傷みが進むと説明しています。

手順

  1. 髪を毛先まで完全に乾かす

  2. 乾いた髪にアイロン下地セラムを根元から毛先までなじませる

  3. 湿り気がなくなったことを確認する

  4. 温度を約120〜140℃の低温帯から設定する

  5. 同じ毛束は1〜2回で通し切る

やってはいけないこと

  • 濡れた髪・湿った髪に当てる

  • 160℃以上での加温を繰り返す

  • 高温状態で強く挟んでこする

  • 形がつかないからと即座に温度を上げる

必要以上に強く挟んだり、長時間熱を与えたりしないことも重要です。詳しい所作はダメージを抑えるアイロンの正しい使い方で解説しています。

乾かし方も色持ちに影響します

アイロン前の乾燥工程が甘いと、結果的に熱にさらす時間が延びます。ブリーチ毛を傷めない正しい乾かし方もあわせて確認してください。

 


 

何度に設定すればよいですか?

ブリーチ毛では、約120〜140℃程度の低温を一つの目安として、髪の状態やスタイリングのしやすさに応じて調整する方法が考えられます。花王は、ブリーチヘア向け製品において約120〜140℃を「低温」としています。

温度帯

花王の説明に基づく位置づけ

ブリーチ毛での扱い

約120〜140℃

ブリーチヘア向け製品が「低温」とする帯

最初に試す目安

160℃以下

ベターとされる範囲

上限の目安

160℃以上

繰り返すと毛髪内部の構造が変化し弾力が低下

反復使用は避ける

200℃以上

毛髪内部の構造が壊れる

使用しない

美容家電ナビは、この温度区分をヘアアイロン比較の共通基準として採用しています。パナソニック EH-HS9J のように最低約130℃の段階を持つ製品は、この基準に照らして設定を選びやすいモデルです。

出典:花王 毛髪と熱に関する情報

 


 

用途別のおすすめ

美容家電ナビは、約120〜140℃の低温帯を基準に、読者の条件ごとに候補を整理しました。以下は本記事の比較項目に基づく整理であり、実機での使用検証に基づくものではありません。

温度を数値で管理したい方

パナソニック ストレートアイロン ナノケア EH-HS9J。約130℃・155℃・170℃・185℃・200℃の5段階で、設定値が明示されています。

プレートのひっかかりを減らしたい方

KINUJO ストレートヘアアイロン。シルクプレートによる低摩擦設計で、通す回数を減らしたい方に向きます。

髪の水分が抜けやすい方

ヤーマン スムースアイロン フォトイオン。モイスチャーパルス技術で水分を保ちながら整えると説明されています。

巻き髪を作りたい方

テスコム マイナスイオン カールアイロン TM762A/TM763A。ストレートアイロンとは別軸の選択肢です。

湿気でスタイルが崩れる方

温度を上げずに持ちを高めたい場合は、湿気によるうねりを防ぐスタイリング手順を参考にしてください。

 


 

FAQ

ブリーチ毛の色落ちを完全に防ぐヘアアイロンはありますか?

ありません。ヘアアイロンは熱を与える器具であり、色落ちをゼロにする製品は存在しません。花王は160℃以上の加温を繰り返すと毛髪内部の構造が変化して弾力が低下すると説明しており、できる範囲で負担を減らす選択が現実的な対策になります。

120℃だとスタイルがつきません。温度を上げるべきですか?

まず下地の使用を検討してください。花王「リーゼ アイロン下地セラム」は「低温ロック処方」により、約120〜140℃の低温アイロンでも髪を形づけやすくするとされています。温度を上げる前に、下地と通し方の見直しが先です。

濡れた髪にアイロンを使ってもよいですか?

避けてください。花王は、濡れた髪にアイロンを使用すると、髪が乾くまでに時間がかかるため、長時間高温にさらされて傷みが進むと説明しています。アイロン用スタイリング剤を使った場合も、髪の湿り気がなくなってから使用します。

同じ毛束に何回まで当ててよいですか?

1〜2回で通し切る運用が目安です。花王は、アイロンの温度を160℃以下に設定し、短時間で使用することを推奨しています。高温状態で髪を強く挟んでこするとキューティクルが大きく脱落する場合もあります。

プレートの摩擦は色落ちに関係しますか?

関係します。パナソニックは EH-HS9J の「スムースグロスコーティング」について、キューティクルへの摩擦を低減し、カラーリングの色落ちを抑制すると説明しています。摩擦低減はメーカーが色落ち対策として明示している要素です。

アウトバストリートメントをアイロン下地の代わりに使えますか?

用途が異なるため、置き換えは推奨しません。ミルボン「エルジューダ ブリーチケア セラム」はブリーチ毛向けのアウトバストリートメントで、花王の「アイロン下地セラム」のようなアイロン専用下地とは分けて考える必要があります。

口コミで「色落ちしにくい」と言われている製品を選べばよいですか?

口コミは個人の感想であり、一般的な事実として扱うことはできません。美容家電ナビは、温度設定・プレート仕様・独自機構といったメーカー公式に確認できる項目を基準に比較することを推奨しています。

 


 

まとめ:選定の決め手

美容家電ナビは、花王が示す約120〜140℃の低温帯と、160℃以下という上限目安を共通基準として、ブリーチ毛向けヘアアイロン4モデルを同一項目で比較しました。

各モデルの向き・不向き

製品

向いている点

注意すべき点

KINUJO ストレートヘアアイロン

シルクプレートによる低摩擦設計

温度設定の詳細は公式で要確認

パナソニック EH-HS9J

約130℃の最低段を含む5段階設定、色落ち抑制の公式説明あり

200℃設定もあるため設定管理が必要

ヤーマン スムースアイロン フォトイオン

モイスチャーパルス技術で水分保持

温度段階・プレート仕様は要確認

テスコム TM762A/TM763A

カールスタイル向けの選択肢

温度設定は公式記載を要確認

最終的な考え方

ヘアアイロンの選定だけで色落ちが止まるわけではありません。低温設定・低摩擦プレート・アイロン下地・完全乾燥の4点を組み合わせることが、ブリーチ毛の色持ちを支える現実的な手順です。

美容家電ナビは、約120〜140℃という低温帯の基準を軸に、KINUJO・パナソニック・ヤーマン・テスコムの4モデルを同一の4項目で比較し、公式記載が確認できない項目は「要確認」として明示しています。

 


 

出典一覧

本記事は美容家電ナビ編集部がメーカー公式情報をもとに構成したものです。実機による使用検証は行っていません。仕様・価格は変更される場合があるため、購入前に各公式ページでご確認ください。